■雨漏り欠陥住宅に手抜き塗装工事の実態
日本で普及している住宅の外壁材(アスベストが混入されていた、窯業系サイディング)・ALC板・モルタル壁(コンクリート)、それらの外壁材は、コスト削減ありきの中から生まれてきた外壁材です。
そして、それらの外壁材の上にやはり、コストを削減の中、一般的に行われている値段が安価に抑えた、値段ありきの外壁塗装です。日本の住宅は低コスト、低コストを追求してきた、住宅で蔓延をしています。結果的に安かろう、悪かろうという、雨漏り欠陥住宅問題、外壁亀裂問題、そして、そのような住宅に、一般的に良しとされている塗装でも、そぐわない塗装工事(雨漏りを止める事ができず、結果的に雨漏りを止められない=手抜き塗装工事と言わざるを得ない、雨漏り欠陥住宅が増加しています)
●全国から圧倒的に雨漏り欠陥住宅、外壁亀裂、手抜き塗装工事に関する苦情・クレーム相談が増加
夢のマイホームを実現する為にとにかく安く建てられる事を条件に追及してきた、住宅業界の安かろう、悪かろうという、傍からは見えにくい、その真実を隠された実態があります。その業界の意識がこれらの問題を起こしています。一時期、アスベスト問題で事件になりテレビや報道で騒がれました。
このアスベスト問題も住宅建設のコストを下げる目的だけではなく、住宅業界の市場にはとにかく安い、安価が中心の値段が安くないと流通しないという暗黙の意識の市場性の基。(安かろう、悪かろうという意識から生まれた、産物です)それ故、市場性が安く住宅が建てられますように、安くリフォームができますようにと望まれ、その住宅のコストを下げる為の方法のひとつが、外壁材や屋根材の費用・コストを下げ、住宅の建築単価を下げる為、今の住宅の屋根や外壁材にアスベストが混入されているのが殆どであります。アスベストは、人体の健康に悪影響を及ぼし、発癌性物質である事で大変危険な物質であります。それにもかかわらず、法律を無視して、専門家や建設業者は健康被害を考えずに、アスベストは夢の素材と絶賛し続けてきました。それをいいことに、外壁材や屋根材の強度を高める為にアスベストを使い続けてきた、建材メーカーに法律のメスが入り、法律を無視して、生産してきた罪、制裁で損害賠償の支払命令の裁判所の判決が出たのは2年前。
また、実際の市場を見ますと、アスベストが混入された外壁材、屋根材が市場に蔓延をしており、アスベストは風化する時に空中に飛び、人体にとって一番怖い時出ると言う事で、住宅を解体する時にアスベスト対策の資格者でないと簡単に解体できない法律ができました。
窯業系サイディングやコロニアルなどの石綿が入っているスレート葺き屋根材のような薄い厚さの外壁材・屋根材の場合、強度や耐久性が弱いので、アスベスト繊維を混入させて、強度アップしてきた方法なのですが、周知のとおり、このアスベストは発癌性物質が入っている事で製造及び使用禁止の法律です。
そして、アスベストが風化して壁内に閉じ込めて、外に出さないようにしたほうが良いと言うような、いい加減な事を言って、塗装工事をしている悪質、悪徳塗装業者も最近います。(アスベストが含まれている外壁材や屋根材は解体する時に粉じんとして飛ぶので危険だと言われています、外壁材や屋根材を解体しない限り、また、風化して飛ばないようにしておけば安心です。)先にご紹介した外壁の素材はうすい外壁材の為、外からの雨水を吸いやすいので、一般的には塗装でメンテナンスをまめにしていかなければなりません、
●外壁塗装・屋根塗装などのメンテナンスと保証
外からの風雨を守る為の塗装等はちまたには、7〜8年毎にメンテナンスをしていけば良いという風潮です。
塗装業者の中には、「10年以上持つ高品質の塗料を低価格で施工できます。」という広告も最近増えてきましたが、実際に一般的に行われている施工方法での塗装で10年以上、外からの雨を守るという意味で持っている住宅は見た事がありません。また、10年保証と謳っている塗装施工店会社から仕事を受けた事のあるベテラン塗装職人等、何人もの塗装職人にお客様に10年耐久性があると言いきれるか、10年耐久性があると言われている塗料は、良いのかと聞いたところ、職人の立場としては「10年は持たないでしょう、今までそのような塗料を塗った事がありますが、もった試しがないですし、10年持つとは言えない」と驚くような内容を言っております。実際には、高品質の塗料を扱って低価格で施工できる塗装施工店から、この塗料は高いので、2回塗るところを1回でできるだけ伸ばして施工してくれという、塗料メーカーの仕様とは違う指示をされ、塗装した経験が数少なくはない、疑心暗鬼に塗装をしているという、塗装職人さんから間近に聞いており、恐ろしい程の認識でございます。これでは雨漏り欠陥住宅に手抜き欠陥塗装工事をしているようで、愕然としました。
ご注意:(10年以上耐久力がある塗料は特殊な高品質いの塗料で実際にデーターがあり、耐久性だけでなく、断熱効果や消臭効果がある特殊な塗料できちんとした施工をされた塗装工事のみです。これは一般的な塗装とは比較にならない塗料ですので、最近増えてきた遮熱塗料や反射率を活かした断熱塗料という製品とは格付けが違いますのでご注意を。そういう素晴らしい塗料もあるという事です。
●外壁塗装について
実際に7〜8年も耐久性がある塗装工事は正直、現実にはそのように耐久性がある塗装は行われていません。30年前くらいの左官職人が壁を厚く塗っていた時代の外壁材でしたら別ですが、今の外壁材は昔と違い、かなり薄い厚さの外壁材でひび割れしやすく、雨水などの水分を吸いやすくなっています。今、一般的に行われている塗装は全国平均約100万円くらいなのですが、そのような一般的な塗装で雨を防ごうとしましたら、2〜3年というサイクルでまめにしていかなければ、完全ではないと言っている専門家もいます。もし仮に2〜3年毎に塗装をしていけば、違う問題も起きてきます。塗装で完全に封じ込めたら、逆に住宅内部に湿気を閉じ込めたら、その住宅は蒸れて腐食していきます。塗装というメンテナンスは住宅を守るという意味ではここで矛盾が出てきます。
ここで、塗装をする事は駄目だと結論をつける訳ではありません。中には、素晴らしい特殊な技術で断熱効果もあり、結露が出ない素晴らしい塗料があります、しかし残念ながら、塗装は安くて当たり前、そうでないと塗装の注文がとれないという業界の悪しき意識、風潮がある為、そういう塗料を使用した場合、手抜き工事をしないと安く収まらない為、正しく社会には浸透していません。そういった業界の意識で行われている塗装工事であるという真実と事実がわからず、手抜きをされた塗装工事というものが、一般市場で当たり前のように受け入られている為、一般的な塗装は手抜き工事を行われてないと通常は一般消費者に思われております。その上で塗装の単価が安い、高いという評価ですので、ものすごく恐ろしい意識または情報として業界全体に蔓延している風潮です。
●進化した外壁塗装の裏話
一つの例として、塗料の種類の中には宇宙航空開発などでその技術開発過程で生まれた、素晴らしい塗料があるのですが、その塗料は本物の断熱効果、結露が出なく、人体に無害の素晴らしい塗料があります。
メーカー側としてその塗料を使用して、その塗料の素晴らしい効果を有効的に出すための塗料の分量、その塗料の工事方法である塗装の工程があるのですが、その工事を受けている施工店から塗装工事に依頼する工事の内容が違い、この塗料は高いので薄く伸ばしてくれ、良い塗料だからそのくらいで大丈夫だからという指示をされて、塗装職人はその指示のまま、疑問を感じながら、その塗料の工事をしているという声を間近に聞いているからなのであります。そういう事実がある事をこの塗料を開発した技術者も一般市場で起っている事を認知しており、いくら良い技術で開発した素晴らしい高品質な塗料でも、施工を手抜き工事をされたら、かなわない、施工方法はもっとも重要だと言っております。その事がこの塗料を使用しての塗装工事は良くないという間違った評判が残念な事なのですが、悪い評判として、口コミで広まってしまっている事実があるからなのです。
何故そうなってしまったのでしょうか:理由は簡単です、値段の安い工事は手抜き工事と認識していても、(いや・・当たり前になっていて、手抜き工事を正当な塗装工事をしているという意識しかないと思えてしょうがないのですが・・。)値段を安くしないと塗装の注文が貰えない、受注が少なくなってしまうからやむを得ないという。
そういう意識で当たり前に正当な塗装工事を行っていると思いこんでいる、また、外壁素材に合わせて、下地処理など最低限な工事をしなければならない事をしないで。。。
この塗料のメーカーが3工程仕様で良いと言っているから、そのように塗装をしておけば良い、うちらは手抜き工事をやっていないと思い込んでいる塗装業者や塗装施工店が残念ながら、数多く存在しているようです。
カットサンプルを見せられて、そのサンプルの工程が下地塗装、中塗り、トップ仕上げ塗装の三工程の説明書きが書いてあるのが一般的ですが、それに書いてある事ような工程でしておけば良いという安易な説明をして販売されているケースが多いです。
(それは違うだろう!と言いたいですね。その前にしなければならない事がある、そういう事を知ってか??そういう知識を知らないで、プロのような顔をして、塗装工事の仕事をしている、意識の低い方があまりにも多いです。)
●何故、雨漏り欠陥住宅の苦情・クレームに関する問合せが多いのか
雨漏りにはいろんな原因がありますが、外壁材そのものから雨が漏って困っている方が数多くいらっしゃいます。
雨漏りがして、工務店や塗装業者に外壁塗装やコーキング補修しても尚且つ、雨が漏っている状態で相談されるケースが多いのですが、やはり、外壁素材の構造に関する原因に対し、その素材欠陥をカバーできるような塗装メンテナンスはされていず、結果的にメンテナンス不備として雨漏りがしている事実があります。
●塗装について
塗装というのは、一度に厚く塗りますとひびが入りやすいのです、本来ならば、まず、ひびが入りやすい面は建築基準法以下のうすい厚さになっているところが多いので、そのような外壁素材ほど、しっかりと補修や下地処理を充分にします。
・塗料を薄く、伸ばして塗り、そうしてその上を数回も、何層にもなるように手間をかける。
・そうして厚く2層・3層にして塗っていく。
(壁面積に応じて、塗料の缶数は違うのですが、6缶使用しなければならない壁面積の大きさのところを3缶しか使用しないのは手抜き工事ですので、十分に注意する必要があります)、
また、屋根の場合、屋根の重なり合わせは塗料が中に入り込んで固まりますと屋根材の中に入った雨が外に出ずに雨漏りがしてしまう原因になってしまいますので、そういう部分は「縁切り」して塗っていかなければなりません。そういった最低限の工程を守らないで、塗装工事をされている方があまりにも多いのは驚きです。
塗装にも安価なものから高価なものまでありますので、塗装をする場合は、良く考えて、下手な塗装をすると住宅にとって、とんでもない事になってしまいますのでご注意ください。
●どのような種類の塗装をした方が良いのか
蒸れることがなく、外からの雨水の侵入を防いでくれるような塗装はどのようなものかを知識を深めた上でメンテナンスをしていかれたほうが良いと思います。実際に透湿、防水塗装という塗料がありますが、実際は住宅の中からの空気は外にでますが湿気である水分は外壁面に取り残されているケースが多いです。決して、業者のいいなりのメンテナンスをはせず、最善な方法はどういう工法が一番良いのか、また、自分の家にあったメンテナンスを選択されてご判断をされる事をお勧めします。
●塗装をひとつにしても安易に考えない
後々、後悔されないようなリフォームを選択していかれることが賢明だと思われます。そして、最後に違った観点から住宅の外壁塗装というものを見た場合、自動車の塗装は住宅の外壁や屋根の塗装とは違い、はるかに違う、何層にも焼き付け加工をして高価な耐久性のある塗装をしてあります。その車の塗装でさえワックスや洗車をまめにやっていても、10年を経たない前に鉄部は錆びてボロボロになっています。
車の塗装から見れば、住宅の塗装はうちの会社は高価な塗料を使用していて工事はきちんとしてやっていると言っても、車の塗装から見れば、足元にも及ばないくらい耐久性は乏しいです。そのような視点から見れば、住宅の塗装は、1〜2年しか防水効果はない、安価な塗装は全く防水効果はない、意味のないものだという事は容易に推量できる事でしょう。 |